中村哲さん家族ら あすにも現地へ  学友の九大学長「同じように志す人出てくる」 

西日本新聞

 アフガニスタンでかんがい事業などに取り組む福岡市の非政府組織(NGO)「ペシャワール会」の現地代表、中村哲さん(73)が亡くなって一夜明けた5日、関係者は活動を支えてきた中村さんの死をあらためて悼んだ。

 同会によると、中村さんの遺体は司法解剖の後に首都カブールに安置されているが、死因の情報はまだ届いていないという。妻の尚子さん(66)と長女、同会事務局の計5人が出国の準備をしており、早ければ6日未明にも現地に向けて出発するという。

 同会の事務所には全国からお悔やみの電話が相次いでいる。福元満治広報担当理事は報道陣の取材に「事業を継続するためにどうするのかが一番の課題だが、最も相談すべき人がいない」と嘆いた。

 中村さんの母校であり、2014年には特別主幹教授に就任した九州大。医学部でともに学んだ久保千春学長は、大学3年時に中村さんから無医村でのボランティア活動に誘われた思い出を振り返り、「恵まれない人たちのためにやっていきたいという信念を持っていると感じた。同じように志す人が出てくると思う」と話した。 

 (金澤皓介、久知邦)

福岡県の天気予報

PR

福岡 アクセスランキング

PR

注目のテーマ