過労死ライン超、101事業場 佐賀労働局調査、月278時間も

 佐賀労働局は、2018年度に長時間労働が疑われる県内の228事業場に立ち入り調査した結果、「過労死ライン」とされる月80時間超の時間外労働を101事業場で確認したと発表した。「雇用主だけでの改善は難しく、取引先を含めて一緒に取り組み、働き方改革を進めていきたい」としている。

 同局監督課によると、調査した228事業場は、過労死の労災請求や従業員の相談などを基に選定された。従業員50人未満が8割近くを占めた。

 違法な時間外労働が確認されたのは133事業場。月100時間超が70事業場、150時間超が14事業場、200時間超が5事業場だった。月278時間に達した運送業者もあった。ドライバーは運転時間だけではなく、積み荷を降ろす時間も労働時間。荷主の都合で荷下ろし待ちを強いられるなどして労働時間が長引く傾向もあるという。

 このほか、29事業場でサービス残業が確認された。

 監督課担当者は「長時間労働は働く人の命を奪うことにつながるという意識を徹底したい。何かあれば最寄りの労基署に相談してほしい」としている。(金子晋輔)

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