虐待防止へヒーロー大車輪 「クロフネマン」映画に

西日本新聞 社会面 岩佐 遼介

 虐待の撲滅を掲げて北九州市を拠点に活動を続けるヒーローがいる。その名は「クロフネマン」。全国でヒーローショーなどを開催して啓発に力を注いでいるが、依然として虐待事件が頻発する現状を打破しようと、映画を自主製作した。7日午後2時から、同市小倉北区の映画館「シネプレックス小倉」で1回限定で公開される。

 2014年、同市の介護士やホームヘルパーなど福祉関係者らが集まり、誕生したクロフネマン。今ではメンバーは約20人に増えた。江戸末期に来航した「黒船」が日本の社会に変革をもたらしたように、虐待のない社会にしたいとの思いを名前に込めた。

 ショーでは虐待を広めようともくろむ怪獣「ギャクタイジュー」や、育児放棄を誘発する「怪人ネグレクター」などを退治している。怪獣は虐待を引き起こす魔力を持っており、誰もが虐待をしてしまう可能性があることを示しているという。

 映画はショーを基に、17年から製作。当日は約30分の本編上映のほか、舞台あいさつなどがある。チケットは大人千円、3歳以上中学生以下は800円。座席は既に完売しているが立ち見は可能で、好評なら再放映や次作の製作も検討するという。

 さらに映画の公開を記念したショーを同日午前11時から、映画館のある商業施設「チャチャタウン小倉」の中央広場ステージで開く。クロフネマンは「虐待の芽を摘むため、啓発に一層力を入れたい」と意気込んでいる。 (岩佐遼介)

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