「ファミコン」が発売されたとき小学1年だった

西日本新聞 社会面 下崎 千加

 「ファミコン」が発売されたとき小学1年だった。ほぼ全ての友達が持っている中、「ゲームをするとあほになる」が持論の親に買ってもらえず、お年玉で買うことも許されなかった。友達の家で使わせてもらっても、弱すぎるのでのけ者扱い。「なんでうちだけ…」と理不尽に思った。

 今私は、小学生の子どもに同じことをしているのだろうか。「スマホ買って」とねだられるたびに、「高校生になったらね」とはね返している。会員制交流サイト(SNS)による被害やネット依存のニュースを見せて理由を説明しても「みんな持ってるのに…」と納得できないようだ。

 先日あったネット依存についての親向け講演会では、講師が「何でも禁止するより、親元にいる間に失敗させ、自己制御力を付けさせた方がいい」と力説していた。ちょっと揺れ動いたが、講師がゲーム会社出身と聞き、冷めた。結局、何が正しいのか分からない。 (下崎千加)

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