#Nakamuraが結ぶ中東と日本  中村哲さんへの追悼に返信相次ぐ

西日本新聞 黒田 加那

 アフガニスタンで凶弾に倒れた中村哲医師の志を体現するような交流がツイッター上で生まれている。国境を越えた友好と平和を自らの行動で訴えた中村さん。その死を悼み、「#Nakamura」のハッシュタグ(検索目印)を付けたメッセージが中東など世界各地から飛び交ったことに対し、今度は日本人がリプライ(返信)し、悲しみの共感や感謝を伝える動きが広がりつつある。

 4日の銃撃事件後、「あなたは私たちのヒーロー」など海外からのツイートが相次いだ。アフガンの公用語パシュトー語による書き込みのほか、現地の人々がインターネットの自動翻訳を使ったと見られる書き込みも目立っている。

 アフガン人とみられる市民が「中村哲医師は本当のヒーローだった。親切な日本人、私たちを許してください」と英語と日本語を交えてツイートしたのに対して、複数の日本人が英語や日本語で「あなたたちに責任はありません」「大きな喪失を分かち合わせてください」「親切にしてくれてありがとう」などとリプライしていた。

 パキスタンの市民からとみられる「中村博士。あなたは何世紀にもわたって私たちの心に住むでしょう」というツイートには、日本人が「中村博士には今後20年間の構想があったそうなので、成し遂げてほしい」とリプライ。それに対して現地からさらに「深刻な困難にもかかわらず、中村博士の夢は実現します」との返信が投稿されていた。

 アフガン人からとみられる「いま先生の作った川は、水ではなくわたしたちの涙で溢れています」というツイートに対し、ある日本人男性は、パシュトー語で 「アフガニスタンの人々は無罪です。アフガニスタンのさらなる発展と繁栄を心から願っています」とリプライした。男性は、西日本新聞の取材に対し「あなた方に非は一切ないと日本人はよくわかっている。我々とアフガニスタンの人々の心は繋がっていると伝えたかった」と語った。(黒田加那)

PR

社会 アクセスランキング

PR

注目のテーマ