岩田屋久留米新館跡、賃貸オフィスに 2020年秋営業開始目指す

西日本新聞 九州経済面 山口 新太郎 平峰 麻由

 3月に閉館した福岡県久留米市の岩田屋久留米店新館跡のフロア(4階分、約9700平方メートル)をオフィスに改装し、来年秋の営業開始を目指すことが6日分かった。資産運用コンサルティング会社のリオ・ホールディングス(東京)が、空きフロアの地権者から権利の大半を取得。投資額は十数億円になる見通し。ビルは西鉄久留米駅前にあり、中心街のにぎわい復活につながるか注目される。

 新館が入っていたビルは「千歳プラザ東館」(地上9階、地下3階)。久留米市が主体となって進めた駅前再開発の一環として1983年に建てられた。1~4階に入っていた核テナントの岩田屋久留米店新館が閉館した後は、地下の店舗と駐車場、上層階のホテルが営業している。

 岩田屋三越(福岡市)や、市が筆頭株主の第三セクター「久留米都市開発ビル」など法人、個人合わせ30近い地権者が後継テナントを探していた。関係者によると、ショッピングセンター運営会社が関心を示したが、賃料などの条件で折り合わなかったという。

 リオ社は秋ごろ、地権者側に対し、権利を買い受けた上で改装する計画案を提示。賃貸オフィスを中心に、飲食店やクリニックなどの入居も想定している。11月ごろ地権者側と大筋合意し、現在は契約と権利移転手続きが最終段階という。

 福岡市・天神から西鉄天神大牟田線の特急で約30分と立地がよく、久留米市によると周辺にはコールセンターなどの企業進出が相次ぐ。リオ社と久留米都市開発ビルは、連携してオフィスに入居する企業の誘致に取り組みたい考えだ。(平峰麻由、山口新太郎)

福岡県の天気予報

PR

福岡 アクセスランキング

PR

注目のテーマ