ネジチョコ増産、商戦熱く 北九州名物 西工大生のアイデアを活用

西日本新聞 北九州版 岩佐 遼介

 駅や空港での土産物商戦で福岡勢に奪われた覇権を取り返そうと、北九州の新たな名物「ネジチョコ」を製造する「オーエーセンター」(北九州市小倉北区)が、新商品の開発や設備投資に力を入れている。11月にはネジチョコを使って組み立てることができるサブレを発売。今後、大学生の新鮮なアイデアも活用していく構えだ。吉武太志社長(47)は「JR小倉駅だけでなく、博多駅や福岡空港の土産店も北九州名物で席巻したい」と話している。

 ネジチョコは、官営八幡製鉄所の関連施設(八幡東区、中間市)が世界文化遺産登録されたことをきっかけに考案されたチョコレート菓子。チョコでできたボルトとナットを実際に締めることができる遊び心が注目を集め、品薄状態が長らく続いている。

 10月には、国の補助金約3千万円を含む計約1億8千万円で新設した工場が稼働。手作業だったチョコレートを型に詰める作業や包装、箱詰めなどを機械化し、従来の3倍となる日3万個の生産体制を整え、12月末から本格稼働する見通しだという。

 11月には、歯車などの形をした「メカサブレ」の販売を開始。サブレには穴が開いており、複数のサブレを組み合わせてネジチョコのボルトとナットで固定することができる。遊べる楽しさを前面に、ネジチョコとの相乗効果を狙った。

 また、商品やパッケージデザインの開発で連携してきた西日本工業大(苅田町)と5日に産学連携協定を締結。授業の一環で学生が商品開発などに挑戦し、新たな着想を得たい考えだ。

 新工場では見学者を受け入れる構想もある。吉武社長は「パッケージにも北九州の文字を入れている。世界から多くの人が訪れる福岡市に乗り込み、ものづくりの街・北九州をアピールしたい」と話している。 (岩佐遼介)

福岡県の天気予報

PR

福岡 アクセスランキング

PR

注目のテーマ