アセス費計上見送り検討 長崎新幹線、来年度予算案で政府

西日本新聞 総合面 森井 徹 湯之前 八州

 九州新幹線西九州(長崎)ルート・新鳥栖-武雄温泉(佐賀県)の整備を巡り、政府が2020年度予算案で、着工に向けた環境影響評価(アセスメント)名目での費用計上を見送る方向で検討していることが分かった。フル規格化を「適当」とする与党方針に反発する佐賀県が反対しているため。理解が得られた場合に備え、別の費目で計上する可能性もあるという。

 関係者によると、赤羽一嘉国土交通相と山口祥義佐賀県知事が11日に都内で会談する方向。会談は10月28日以来2度目で、同日は与党プロジェクトチーム(PT)も会合を開く予定。国交省は山口知事の意見を聞き長崎県とJR九州も交えた協議につなげたい考えだ。

 赤羽氏は6日の閣議後記者会見で「与党の方針を重く受け止めている」と述べ、フル規格化案を重視する考えを改めて言明。山口知事との会談について「知事の真意をうかがいながら議論を進めたい」と述べた。山口知事は同日、「国交省の考え方をしっかり確認しなければいけない」と県庁で記者団に語った。

 関係者によると、国はフル規格化を目指す方針を変えていないが、「フル規格化を佐賀県との議論の前提にすべきではない」(与党PT関係者)といった声を踏まえて佐賀県側との協議を進めるという。

 山口知事はこれまでに「フル規格が前提の議論には応じない」と繰り返し発言。アセスメント予算の計上についても「全くその環境にない」と反対の姿勢を鮮明にしている。 (森井徹、湯之前八州)

佐賀県の天気予報

PR

佐賀 アクセスランキング

PR

注目のテーマ