日赤募金77万円を紛失 戸畑区役所 担当職員が送金偽装

西日本新聞 社会面 米村 勇飛

 北九州市は6日、戸畑区コミュニティ支援課が区民から預かった日赤福岡県支部への2018年度分募金約425万円のうち、約77万円を紛失したと発表した。当時の担当者の30代男性職員が、全額を日赤に送金したように偽装していたことも発覚した。

 市によると、募金は昨年5月から今年3月まで、自治会など約20団体を通じて寄せられ、4回に分けて日赤に送金。現在の担当職員が日赤の監査の準備をしていた7月、受領額と送金額が違うことが判明した。

 区の聴取に対し、当時の担当職員は2月ごろに現金の紛失に気付きながら上司に報告しなかったと説明。募金額の2割は区や自治会への交付金として日赤から戻ってくるが、紛失額の2割相当の約15万円が日赤から区に振り込まれたように職員が自腹で偽装していたことも分かった。職員は昨年5月途中から、預かった募金を出納帳に付けていなかった。

 職員は今年4月に異動。虚偽の事務処理などは認めているが、着服は否定。現金を保管していた課内のキャビネットの鍵は課員の誰もが使える状態のときもあったという。市は福岡県警戸畑署に紛失を届けており、捜査を待って関係者を処分する。 (米村勇飛)

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