【動画あり】中村哲さん、遺族と帰郷 出迎えの人々「悲しいの一言」

西日本新聞 吉田 真紀 金沢 皓介

 アフガニスタン東部で銃撃され、殺害された福岡市の非政府組織(NGO)「ペシャワール会」現地代表の医師中村哲さん(73)の遺体が9日午前、遺族とともに福岡空港に到着した。会によると、中村さんの遺体は今後、福岡県大牟田市の自宅に戻る予定。告別式は11日午後1時から、福岡市中央区の斎場で営まれる。

 空港では会の関係者や九州在住のアフガン人ら多くの人が出迎え、中村さんを悼んだ。同会の村上優会長(70)は「悲しいの一言に尽きる。中村先生の希望を引き継ぐのが一番大事なことだ」と語った。

 村上会長や福元満治広報担当理事(71)は現地で活動し、中村さんの「片腕」とされるジア・ウル・ラフマン医師らを空港で出迎え「私たちもベストを尽くすので、あなたたちもベストを尽くしてほしい」と呼び掛けた。ジア医師らは「もちろんだ」と答えたという。

 中村さんは4日、ナンガルハル州ジャララバードを車で移動中、武装した男らに銃撃され、ボディーガードや運転手らも死亡した。

 福元さんは中村さんが事件当日、自分の車だけで移動していたとする一部報道を否定し「中村さんの車の後ろにガードの車がいて、現地スタッフが同乗していた」と説明。「常に警備車両とともに複数で移動していた」と述べた。

 福岡県警は刑法の国外犯規定を適用し、殺人容疑で捜査。今後遺体の司法解剖を進める。

 妻尚子さん(66)や長女の秋子さん(39)とペシャワール会関係者は6日にアフガンの首都カブールで遺体と対面。7日に現地をたち、8日夕に成田空港に到着、帰国していた。(吉田真紀、金沢皓介)

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