6月、20カ国・地域首脳会議(G20大阪サミット)が行われた大阪市内の公園

西日本新聞 社会面 江藤 俊哉

 6月、20カ国・地域首脳会議(G20大阪サミット)が行われた大阪市内の公園。日本に住む中国の少数民族ウイグル族約200人が中国政府への抗議デモのため集まった。

 「ずっと見張っている。中国の大使館員じゃないか」。取材中、お面で顔を覆ったウイグル族数人がおびえたように公園の外を指さした。振り返ると、男性3人がこちらを見ていた。記者が近づき男性に尋ねると、「大阪府警です」。冗談のようだがウイグル族には冗談ではない。「ここにいるのも本当は怖い」

 中国政府がウイグル族らを監視する大規模システムを構築し、弾圧していると報じられた。監視の目は海外にも及び、在外ウイグル族は言うに及ばず、外国籍を取得した者も中国に入境したら拘束するという。中国政府は無論「でっち上げ」と否定する。

 「黙っていても捕まる。だったら声を上げる」。怒りか恐怖か。若い女性の声は震えていた。(江藤俊哉)

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