イチゴ出荷、聖夜の足音 阿蘇市のJA選果場

西日本新聞 熊本版 佐藤 倫之

 クリスマスを控え、阿蘇市のJA選果場でハウス栽培のイチゴの出荷作業が本格化している。

 県内で八代、玉名地区などに次ぐ産地の同市では、ハウス農家44戸が計11ヘクタールで栽培している。7日の出荷作業には約40人が当たり、そのうち5人は外国人労働者。粒の大きさや形を見計らいながら、丁寧にパックに詰めていた。

 選果作業には人手を要し、3年前の熊本地震後、人手不足が深刻化。外国人労働者の受け入れ拡大に向けた改正出入国管理法の4月施行を受け、JA阿蘇では10月、外国人労働者向けの宿舎を整備し、繁忙期の要員不足を解消した。

 イチゴ生産者部会長の大津裕樹さん(41)方でも、9年前から外国人労働者を受け入れ、現在はカンボジアから来た4人の応援を得て、「恋みのり」などを出荷しているという。

 「最初は通訳を見つけるにも苦労したが、経験を積んだリーダーが育ち、作業ノウハウを伝え、うまく分業できるようになった」と話していた。(佐藤倫之)

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