母子家庭社宅、業務評価ポイント 人材確保へ介護業界が知恵絞る 

西日本新聞 古長 寛人

 介護業界の人手不足が深刻化する中、「暮らしやすさ」や「働きがい」を前面に打ち出し、人材を確保しようとする動きが広まりつつある。シングルマザーの子育て支援や、仕事ぶりを評価して報奨するポイント制導入…。知恵を絞る現場の取り組みを追った。

 北九州市を中心に介護福祉事業を展開する「ウキシロケアセンター」(同市戸畑区)は、幼児を抱えるシングルマザーの従業員専用の子育てサポート付き社宅を整備した。

 社宅は4階建て、同市小倉南区にある。1LDK(約38平方メートル)の20室を用意し、入居者の家賃負担は最初の2年間が月額3万円、以降は同5万円。同社運営の老人ホームの近くに昨年3月に開設し、現在、5世帯12人の母子が暮らす。

 1階には子どもたちが遊べる共有スペース(約115平方メートル)も。寮長夫婦が夜勤時の預かりに対応、母親が仕事で保育園の送迎が困難な場合は代行する。

 同社はグループを含め、北九州市や佐賀県などで16施設を運営。従業員約480人のうち70~80人ほどがシングルマザーという。

 11月には老人ホームそばで新施設もオープンした。スタート時のスタッフの年収(夜勤あり)は約330万円。浮城守社長(45)は「小倉南区での取り組みはモデルケース。シングルマザーの育児と仕事の両立を支え、介護のプロを育てたい」と意気込む。

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