「リアン」到津の森到着 イケメンライオン「キング」の後継

西日本新聞 北九州版 岩佐 遼介

 小倉北区の到津の森公園に雄ライオンが新たに仲間入りした。昨年11月に17歳で病死した雄の「キング」の後釜として、大分県宇佐市の九州自然動物公園アフリカンサファリからやってきた。到津のライオンは、雌の「ライ」(9)との2頭体制に。飼育員らは将来的な繁殖や、2頭合わせての展示への期待に胸を膨らませている。

 仲間入りしたのは体長約120センチ、体重約80キロの「リアン」(4)。同サファリの神田岳委副園長によると、人間では高校生や大学生ほどの年齢に当たり、たてがみもまだ生えきっていない。「イケメンライオン」と呼ばれたキングの後釜にふさわしく、端正な顔立ちのライオンだという。

 10日、リアンの入った輸送箱がトラックで約2時間かけて到津の森公園に到着。飼育員ら約10人がワイヤで持ち上げた輸送箱を檻(おり)に横付けし、仕切りを取り払って檻にリアンを移動させた。雄ライオンのにおいを嗅ぎ取った隣の檻のライは、そわそわした様子で檻内を歩き回っていた。

 飼育員によると、ライが雄としてリアンを受け入れるかどうかは、リアンが威厳を示せるかが鍵となる。同サファリでは内向的で神経質な性格ゆえ、群れでの序列は低かったという。ライオンを担当する吉森安英飼育員は「若い雄は群れでも序列が低く、年齢とともに上がっていく。リアンの成長に期待したい」と語った。

 一方、ライは人間では40~50代。ライはキングとの間に6歳の子がおり、リアンは子よりも若い雄となる。岩野俊郎園長は「ライオン界で年齢差は関係ない。将来的に環境が整い、赤ちゃんが生まれたらうれしい限りだ」と語った。

 リアンの展示は、環境に慣れるのに時間を要するため、早くても来春以降を見込んでいる。 (岩佐遼介)

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