【動画あり】2008年に息子が犠牲…両親の誓い 中村哲さん告別式

西日本新聞 社会面 四宮 淳平

 「和也の時も同じだった」。ペシャワール会の元スタッフで2008年に現地で拉致、殺害された伊藤和也さん=当時(31)=の父正之さん(72)、母順子さん(67)=静岡県=は、中村哲さんのひつぎを乗せた車が斎場を出る際に起きた大きな拍手に11年前の情景がよみがえったという。

 息子の遺志を継ぐため、基金を創設。寄せられた約3千万円からアフガニスタンに農業機械や文房具を贈り、モスク(イスラム教礼拝所)の寄宿舎を建てた。悲劇を繰り返させないー。願いはかなわなかったが2人は希望を捨てていない。

 かつて息子がアフガンで一緒に働いた人たちと斎場で会い、アフガンに平和が訪れた後に渡航することを誓い合った。順子さんは言う。「微力だが、先生と和也が眠るアフガンに行けるよう頑張りたい」 (四宮淳平)

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