「桜」見たくもない 菅氏、思わず本音?

西日本新聞 総合面 河合 仁志

 「聞きたくもないです。見たくも聞きたくもないという漢字です」。菅義偉官房長官は12日の記者会見で、2019年の「今年の漢字」に「令」が決まったことに関連して「『桜』の漢字はどう思うか」と問われ、こう答えた。首相主催の「桜を見る会」問題で連日、記者団から厳しい質問を受けている菅氏。その本音とも受け取れる答弁に、会見場には笑いも漏れた。

 4月の新元号発表を機に「令和おじさん」として知名度を上げ、「ポスト安倍」の有力候補とも言われる菅氏。だが、初入閣した側近議員が相次いで引責辞任したり、桜を見る会問題を巡る対応が場当たり的と批判を受けたりして、評価を下げたとの見方が出ている。最近の会見では、事務方が差し入れるメモに答弁を頼る場面も増えていた。

 この日の「今年の漢字」のやりとりでは「歴史的な巡り合わせの元号発表に携わることができた」と充実感を漂わせた菅氏だが、「桜」の1字に苦戦する局面はまだ続きそうだ。 (河合仁志)

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