石巻に最後のプレゼント 日田のボランティア、計1万個

西日本新聞 大分・日田玖珠版 笠原 和香子

 2011年の東日本大震災で被災した宮城県石巻市にクリスマスプレゼントを贈る日田市のボランティア団体「チーム大分」(梅山忠信代表)が、活動に協力する市内の中学生たちと現地にプレゼント650個を発送した。同年から続いた活動は復興の兆しも見えたことなどから今年で最後。14~16日には中学生やチームのメンバーが現地を訪れて交流する。

 チームは震災を機に結成し、各地で被災者支援に取り組んでいる。石巻市の被災者を励まそうと始めた「クリスマスプレゼント運動」は9回目を迎え、これまでに約1万個のプレゼントを仮設住宅の被災者や幼稚園などに届けた。プレゼントには手書きのメッセージカードも添えた。

 13年以降はプレゼントをおもちゃや縫いぐるみなどからお菓子の詰め合わせに変更。日田市内の中学生がプレゼントの購入資金を集める街頭募金やチームメンバーとの現地訪問も始め、徐々に参加校も増えた。

 プレゼントは7日に発送。現地では中学生20人が被災地研修や被災者と交流する。北部中3年の矢羽田美空さん(14)は「自分の目で見て震災についてよく考え、被災者の方に笑顔を届けたい」と話した。

 梅山代表は「多くの方の協力でやってこられた。被災地のみなさんには前向きな気持ちになってもらえてよかった」と活動を振り返る。今後も交流は続け、来年3月には各地の被災者を日田市に招いて、防災シンポジウムを開く予定。

 チームは、熊本地震の被災地での活動は当面継続する。8日にはメンバーと中学生約80人が熊本県益城町のテクノ仮設団地を訪れて、被災者にクリスマスプレゼント220個を配った。 (笠原和香子)

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