子ども食堂、機運高まれ 湯浅誠さんが21日、香春町で講演

 香春町で子ども食堂「キッチン小春ちゃん」を運営する実行委員会が21日、同町で、NPO法人全国こども食堂支援センター「むすびえ」(東京)の理事長を務める湯浅誠氏を招き、子どもの貧困をテーマにした講演会を開催する。筑豊地区には5月時点で、子ども食堂が10カ所(不定期含む)あり、実行委メンバーは「筑豊全体で子どもを支える機運を高める契機にしたい」と、参加を呼び掛けている。

 子ども食堂は、子どもが一人で足を運べ、無料または数百円で食事ができる場所をいう。地域住民や民間団体がボランティアで運営するケースが多いが、食堂開設の補助金支給や支援団体・企業と連携協定を結ぶ北九州市のような自治体もある。孤食を防ぎ、多世代のだんらんを感じられる「居場所づくり」の意義があり、家庭的な食事をする機会が少ない1人暮らしのお年寄りにも利用が広がっている。

 むすびえによると、子ども食堂は5月現在、県内に少なくとも117カ所ある。地域によって取り組みに濃淡があり、筑豊は計10カ所のうち、4カ所が直方市内にある。

 香春町唯一の子ども食堂「キッチン小春ちゃん」は2016年6月に発足。会社員や主婦ら約30人が運営に当たり、町社会福祉協議会の施設を拠点に年6~7回実施している。メンバーが米や野菜を持ち寄り、町側も公共施設を提供して協力している。

 毎回40~50人の利用があり、子どもと保護者のほか、地域住民や町職員も気軽に訪れる。県立大(田川市)の学生や地元中学のボランティア部に所属する生徒などが手伝い、一緒に遊んだり、宿題をしたりしている。

 実行委代表の山本浩さんは「ひとり親や両親が共働きのため1人で食事をしている子や、友人関係がうまくいっていない子の居場所作りの意味合いが大きく、地域の人と子どもが顔見知りになる目的もある」と指摘。「子ども食堂にある貧困のイメージを払拭(ふっしょく)し、誰もが利用する地域食堂を目指している」と話す。

 21日の講演会は午後1時半から、香春町町民センターで開催。「年越し派遣村」の村長を務めたことでも知られる湯浅氏が「『なんとかする』子どもの貧困ー私たちにできること」をテーマに話す。無料で、町外在住者も参加できる。事前申し込み不要。

 町社協=0947(32)4616。 (座親伸吾)

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