対馬にインバウンド呼び込め 韓国客減で政府が実証実験へ

西日本新聞 社会面 河合 仁志

韓国客減に対策、ツアー開発

 日韓関係の悪化で韓国人観光客が激減している長崎県・対馬を支援しようと、政府が韓国以外からのインバウンド(訪日外国人客)誘致を図る実証実験に乗り出すことが分かった。中国や台湾、東南アジアの旅行事業者を対馬に招き、日本側の提案を踏まえて団体向けのツアー商品を開発してもらう取り組み。調査費として数億円を本年度補正予算案に盛り込み、本年度中にも着手する。

 この実証実験は新規市場の開拓分野として、政府が5日にまとめた経済対策の中で採用された。

 政府関係者によると、国や地元自治体、事業者、有識者でつくる検討の場を設け、案内板の多言語化など対馬の観光資源の魅力を高めた上で、海外から関係者を招致する。海岸の砂浜で「グランピング」と呼ばれる豪華なキャンプを体験したり、韓国を望む展望台を周遊したりし、対馬を情報発信してもらうとともに、アンケートで改善点や課題を洗い出すという。

 2030年の外国人旅行客6千万人突破を目指す政府としても、韓国に偏在していた対馬の観光客数が回復すれば先進事例となる。政府関係者は「地元の意向を聞きながら積極的に関与していきたい」と話している。 (河合仁志)

長崎県の天気予報

PR

長崎 アクセスランキング

PR

注目のテーマ