島原市が公用車に安全ペダル導入 「踏み間違い」防止体験に活用

西日本新聞 九州+ 真弓 一夫

 頻発するアクセルとブレーキの踏み間違いによる事故を防ごうと、長崎県島原市は二つの機能を一体化させた安全ペダルを公用車に取り付けた。高齢者向け乗車体験などに活用し、ペダルの普及で安全運転の浸透を図る。市によると、自治体が安全ペダルを導入するのは岡山県美咲町に続き2例目、九州では初という。

 公共交通網が手薄なため車がなければスーパーに行くこともままならず、運転免許証の返納が進まない現実を踏まえた「苦肉の策」。ハンドルを握る以上、安全運転を徹底してもらう狙いがある。

 ペダルは一つしかなく、踏み込めばブレーキが働く。アクセルを利かせるには足を右に傾かせる必要があり、「踏み間違え」を回避できる。市の軽ワゴン車に取り付けた。購入費は約17万円。

 踏み間違いによる事故は今年4月に東京・池袋で母子2人が犠牲になるなど全国で多発。長崎県内では今年に入って11月末現在、44件発生し、半数が65歳以上の運転という。

 市は16日に市職員対象の試乗会を予定しており、「悲惨な事故の防止に役立てたい」(市民安全課)としている。(真弓一夫)

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