飯塚高の村越さんJリーグへ 松本山雅で活躍誓う

西日本新聞 筑豊版 福田 直正

「関わった全ての人に感謝」

 飯塚市の飯塚高サッカー部で主将を務めた3年の村越凱光(かいが)さん(18)が、サッカーJ1松本山雅に入団することが決まった。ポジションはFWで、身長167センチと小柄ながら、鋭いドリブルが持ち味。同校から初のJリーガーとなる村越さんは「監督やチームメートなど自分に関わった全ての人に感謝したい。プロでは、この人を目標にしたいと思われるようなプレーがしたい」と活躍を誓った。

 村越さんは神奈川県小田原市の出身で、中学生まで同県藤沢市のサッカークラブに所属。全国を行脚し、有望な選手を探していた同校サッカー部の中辻喜敬監督が中学3年だった村越さんのことを聞きつけ、神奈川県へ。村越さんはけがでベンチだったが、まるで自分が出場しているような真剣なまなざしで試合を観戦。「この選手ならやってくれるはず」(中辻監督)と、プレーを見ることなくスカウトした。村越さんは、初めてスカウトされたことを喜び、飯塚行きを決めた。

 高校で初めての公式戦となったのは、1年時の全国高校サッカー選手権福岡大会準決勝。出場は終盤の5分。点も取れなかった。悔しさから、それまで自己中心だった生活態度を改め、練習もより真剣に取り組むようになった。

 試合のプレーや練習だけでなく、日常生活も後輩の手本になるとして、2年生の12月からは主将を務めた。全国から集まった120人の部員をまとめた。

 松本山雅が今年2月に行った鹿児島キャンプに参加し、プロ相手にドリブルで攻める姿が認められ、4月に入団のオファーを受けた。その後、他のチームからも誘われたが、最も早く声を掛けてくれた松本山雅でプレーすることを決めた。

 今年の選手権福岡大会は11月の準々決勝で、筑陽学園に0-1で敗れた。試合後、後輩に「もっとやれたはずだった。自分たちができなかったことを頑張ってくれ」と全国への夢を託した。

 12月3日、同校で記者会見に臨み、記者から「プロとして活躍できる自信があるか」と問われ、「あります」と即答した。松本山雅は来季J2に降格するが「どんな状況でも自分で点を取る選手になり、J1へ復帰させられるよう活躍したい」と力強く語った。(福田直正)

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