ゆずごしょうでピリッと辛く ベトナム向けうどん 九産大生が開発

西日本新聞 九州+ 今井 知可子

 ベトナム・ホーチミンに支店を持つ「一吉(ひとよし)うどん」(佐賀県みやき町)の新メニューを、九州産業大(福岡市東区)の商学部の学生たちが考案した。九州特産のユズを使った「あんかけゆずうどん」。試食したヴー・ビン在福岡ベトナム総領事は「若者が考えたメニューが、ベトナムで九州食材を知ってもらうきっかけになれば」と期待する。

 一吉うどん社長の轟木一弘さん(44)は2016年、県と福岡アジアビジネスセンター(福岡市)が主催するベトナムセミナーに参加。17年12月、ホーチミンに支店を開いた。定番のすき焼きうどんなどで肉好きのベトナム人客の胃袋をつかんできたが、「若い世代をもっと呼び込みたい」として、九産大の船岡健太教授(経営学)ゼミの学生にメニュー開発を頼んだ。

 ベトナムから留学しているチャン・ティ・リエンさん(25)を含む21人のゼミ生は九州産のユズ、ダイコン、ムラサキイモなどさまざまな食材でメニューを考案。うち4人はみやき町の本店でインターンシップをしながら試作を重ねた。

 あんかけゆずうどんは、ゆずごしょうでピリッと辛いつゆに、甘めに味付けした油揚げと鶏肉を載せた。リエンさんは「疲労軽減効果などユズのヘルシーさを前面に出しており、健康志向のベトナム人なら気に入るはず」と自信ありげ。試食したビン総領事は「ベトナムには国民食の麺類『フォー』があり、うどんはなかなかの挑戦」としながらも、「日本文化への関心は高いので受け入れられる素地はある」と激励した。

 学生たちはこのうどんを11月の大学祭でも販売。責任者だった2年生の八田栄治さん(20)は「味の評価はよかった。現地の人がどんな反応をするか見てみたい」。新メニューは来年2月、日本とベトナムで同時提供される予定だ。(今井知可子)

 

 

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