「長崎の傑出した政治家」 石橋政嗣氏を悼む声

西日本新聞 社会面 大坪 拓也 岩谷 瞬 竹中 謙輔

 石橋氏は「護憲」の論客として活躍し、九州の平和運動もけん引してきた。関係者からは惜しむ声が相次いだ。

 2000年から03年まで社民党(旧社会党)の衆院議員だった今川正美さん(72)=佐世保市=は石橋氏と中曽根康弘首相(11月29日死去、101歳)が安全保障政策を巡り論戦する国会映像を、ビデオテープが擦り切れるほど繰り返し見たという。「中曽根さんを論破していた。平和について語るときの迫力はものすごかった。長崎県の傑出した政治家の一人だろう」と述懐した。

 石橋氏の舌鋒(ぜっぽう)の鋭さは、他党からも一目置かれた。中曽根内閣で官房副長官を務めた自民党の山崎拓元副総裁(83)は「石橋氏は憲法の知識や歴史的変遷に造詣が深く、考えは違ったが尊敬していた」と故人をしのび、「55年体制で論陣を張った2人が同時期に亡くなったのは何かの縁(えにし)で寂しい。『戦後は遠くなりにけり』だ」と話した。

 旧社会党時代、自社さ連立政権で首相となった村山富市氏(95)は、「長年にわたり社会党を担いながら、『非武装中立論』を提唱し、一貫して頑張ってこられた。大分にも何度も来られ、石橋さんの話に県民も関心を寄せ、注目していた当時のご活躍がしのばれる。心よりご冥福をお祈りいたします」とのコメントを出した。(竹中謙輔、大坪拓也、岩谷瞬)

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