郵政、営業手当1920万円未払い 局員900人分 不正販売防止でミス

西日本新聞 社会面 宮崎 拓朗

 日本郵政グループで、保険営業担当者への営業手当約1920万円が未払いになっていることが分かった。かんぽ生命保険が今年4月、不正販売の防止策を講じた際、手当計算システムのプログラムにミスが発生したことが原因。

 同社によると、未払いがあったのは今年5~10月支給分で、対象は営業担当の郵便局員909人。これとは別に局員307人とかんぽ生命社員1人に、計約190万円の営業手当の過払いもあった。

 営業手当は、保険を販売した際に支給される。金額は担当者の実績や役職などによって異なるが、システム変更の際、他人のデータを用いて計算するプログラムのミスがあったという。

 関係者によると、一部の局員の間では、顧客に保険を解約させ、被保険者を変更して新たに加入させる「ヒホガエ」と呼ばれる不適切な販売が横行。こうした営業を抑制するため、かんぽ生命は今年4月からヒホガエの場合は、営業手当を通常の半分しか支給しないようにするなどの見直しを実施した。プログラムのミスは、このシステム変更の際に起きたという。

 同社は取材に対し「既にプログラムの修正を終えており、未払い分は12月給与に合わせて支給する」と説明した。かんぽ生命では大規模な不正販売が発覚しており、調査で不正が判明した場合には、支給した営業手当を返納させている。(宮崎拓朗)

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