観光の核 復活着々 熊本城、特別公開10万人達成

 10月5日に始まった特別公開の来場者が10万人に達した熊本城(熊本市中央区)。熊本地震から復興していく姿を見ようと原則日曜と祝日の公開日には4千~5千人が訪れ、熊本観光の「核」として復活を遂げようとしている。

 14日午前10時半すぎ、熊本城二の丸広場の入場口に「熊本城おもてなし武将隊」の声が響いた。「熊本城にお越しいただき誠にありがとうござりまする」。特別公開24日目、10万人目の来場者となったのは、福岡県柳川市から総勢7人で観光に訪れた池末さん家族。セレモニーでは、長男羚(れい)君(8)が緊張ぎみに記念品を受け取った。

 羚君の父勇人さん(54)は柳川市職員。益城町で災害ボランティアを経験したが熊本城を訪れるのは地震後初めて。復興の進み具合を家族と一緒に見てみようと足を伸ばしたという。

 資材やクレーンも目立つ天守閣周辺。勇人さんは「テレビで見た壊れた姿にはショックを受けたが、だいぶ修理されて…。ここまできれいになったんですね」と城を見上げた。

 市熊本城総合事務所によると、16日から大天守の足場解体や小天守の最上部に設置されている鉄骨の解体も始まり、外観復旧は少しずつ進んでいく。天守閣の内部公開は2021年春、石垣などの全体復旧は37年ごろまでかかる見通しだ。(古川努)

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