鮭神社創建1250年祝う 嘉麻市、住民ら神楽や日舞奉納

西日本新聞 筑豊版 福田 直正

 全国でも珍しいサケを祭る嘉麻市大隈の鮭(さけ)神社で15日、創建1250年を記念した創建祭が開かれた。奈良時代の神護景雲(じんごけいうん)3年(西暦769年)の創建と伝えられ、伝統芸能の披露などがあり、地域住民らは神社の長い歴史を祝った。

 同神社によると、祭神である豊玉姫尊(とよたまひめのみこと)が海へ帰ったとき、地上にいる夫や息子への使いとしてサケに便りを託したという伝説から、遠賀川を遡上(そじょう)するサケを大切にするよう言い伝えられてきたという。

 サケの遡上は昭和初期以降確認されていなかったが、1978年に遠賀川下流でサケが確認され、神社の言い伝えが注目されるようになった。95年から遠賀川でサケの放流に取り組む「遠賀川源流サケの会」の青木宣人会長(79)は「神社があったことでサケの会の活動につながった。なかなか立ち会えない創建祭を、みんなと一緒になってお祝いしたい」と話した。

 創建祭では地元に伝わる日本舞踊や神楽などが奉納された。嘉麻市に住む母親とともに訪れた福岡市東区の武田真樹さん(42)は「神楽が奉納されているのを初めて見た。伝統を守る姿が印象的で、来てよかった」と話した。 (福田直正)

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