園児が環境ミュージカル 東区のふたば幼稚園 自然の大切さ熱く訴え

西日本新聞 ふくおか都市圏版 今井 知可子

 「地球の声が聞こえますか」ー。福岡市東区志賀島にある「ふたば幼稚園」の園児たちが、環境ミュージカル「ぼくたちのほし~命の地球」に取り組み、大人たちに熱く訴えた。海に近い園の環境で、磯遊びをしながら、打ち上げられたプラスチックごみを拾うことが日常となっている園児たち。8日の上演では、自然の大切さを身近に感じた年長児23人の熱演に、会場から大きな拍手が送られた。

 同園の子どもたちは外遊びの時間には毎日のように磯や野山、竹林に行く。虫や海の生き物を見つけ、秘密基地を作る。海山には不法投棄や打ち上げられたプラスチックごみも多い。園児たちは「地球探検隊」の腕章を着け、ごみを拾い集める活動を20年間続けている。

 ミュージカルはこうした活動から生まれ、教諭が毎年オリジナルの脚本を書く。翌年には小学生になる年長児たちに、なぜ自分たちがごみ拾いを続けてきたのかを再確認してほしいからだ。

 ミュージカルでは園児たちが地球探検隊のほか、土壌汚染で元気のない森、プラスチックごみであふれる海、地球の変化を気遣う惑星たちを演じた。

 「人間はものをつくっては捨て、便利な暮らしを続けました」。ごみがあふれたある日、人々は気づく。「もう地球には住めないかも」。惑星たちが教える。「人間の命をつなぐことができるのは地球だけなんだよ」

 大好きな志賀島の海、山、生き物たちを守るために手をつなごうー。子どもたちの歌声に、来場した保護者や住民たちは引き込まれた。小崎孝子園長は「小さな取り組みでも毎日続けることに意味がある。子どもたちの思いが少しずつ大人たちに届いてくれれば」と話す。 (今井知可子)

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