補習代使途不明の仰星学園に第三者委 福岡県の要請で設置

西日本新聞 九州+ 竹次 稔

 単位制の私立高を運営する学校法人「仰星学園」(北九州市八幡西区)で生徒から徴収した補習代の一部が使途不明となっている問題を巡り、同法人が内部に、地元の弁護士や公認会計士をメンバーとする第三者委員会を11月に設置したことが分かった。法人側のこれまでの説明が不十分として、所管する福岡県が設置を促していた。早期の報告書提出を求めている。

 西日本新聞は内部資料などから、2015~18年度の4年間で同法人が補習代計1600万円超を生徒から徴収しながら県に報告せず、このうち少なくとも500万円以上が徳重光理事長に渡り、使途不明になっていると報じた。

 これを受け福岡県は、9月ごろから詳細な説明を法人に求めてきたものの、理事会を含めこの間の自主的な調査が不十分と判断、第三者委の設置を要請した。県によると、私立学校法では第三者委を設置させる規定はなく、要請は異例の措置。法人から就任を依頼されたメンバーの1人は「中立の立場で調べている」としている。

 理事長はこれまでの取材に「補習代は滞納された生徒の授業料の穴埋めなどに使ってきたが、支出の記録は残していない。領収書も作っていない」としてきた。法人には県から、私学支援の補助金が年間約1億円交付されている。 (竹次稔)

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