みやき町産原料でビール発売 ふるさと納税返礼品狙う

西日本新聞 佐賀版 星野 楽

 ふるさと納税の新制度で除外されたみやき町で、寄付金の受け付けや返礼品のPRなどを担ってきた町設立の一般社団法人「ふるさと振興協会」が、同町産のホップを使ったクラフトビール2商品を売り出した。町が進める地場産品開発の第一歩として、インターネットや同町東尾の町役場で販売。来年9月の再加入を目指すふるさと納税の返礼品にも並べる構想を描く。

 新商品は、町内産大麦の麦芽を使った「みやき燦燦(さんさん)」と、県外産バナナを原料にした「みやき神バナナプレミアムエール」。両方に使用するホップは今年4月に町役場の外壁近くに定植し、夏場は「グリーンカーテン」として活用した。「DHCビール」(静岡県御殿場市)が製造を手掛けた。

 「みやき燦燦」は、マスカットのようなさわやかな味わいと、ホップが醸し出すビール本来の苦みを後味に残す。約6千本を生産し、500ミリリットル瓶で1本600円(税込み)。

「プレミアムエール」は、皮ごと食べられる品種「神バナナ」を使用。バナナの芳醇(ほうじゅん)な味わいや香りが際立つ。約8500本を生産し、350ミリリットル缶で1本450円(同)。

 11月29日には、同町市武のスーパーのホールで試飲会があった。町民ら約100人からは、「さっぱりしていて飲みやすい」「バナナの甘みが残っていて不思議」と評価も上々。

 試飲した末安伸之町長は「町の特産品として育て、来年の返礼品に活用する」と手応えをつかんでいる。

 総務省は6月、ふるさと納税の返礼品に地元産ではない寄付額の3割を超える物品や、ネット通販のギフト券などを並べたとして、みやき町を新制度から除外。町は来年の再申請を見据え今春から町内でバナナの栽培を開始、地元事業者とも連携して化粧品や菓子などの地場産品の開発を進めている。

 ふるさと振興協会=0942(89)1600。 (星野楽)

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