キャパの写真を解説 田川市美術館でギャラリートーク

西日本新聞 筑豊版 大塚 壮

 世界的な報道写真家、ロバート・キャパの作品展を開催中の田川市美術館で15日、船津ほなみ学芸員によるギャラリートークがあった。船津学芸員は、今回の企画展を担当。本紙県版に毎週日曜日に掲載している連載「モノクロームの光」を寄稿している。

 トークでは、1930年代から54年まで世界中の戦地を回って写真を撮り続けたキャパの作品について解説。例えば、銃を構える兵士を望遠レンズは使わずに間近に迫って撮っていたことや、空襲の中、空を気にしながら逃げ惑う母子を写した作品には、女児のコートのボタンが掛け違いになっていることを見逃さず、緊迫した様子を伝えたことなど写真から読み取れることを説明。

 ヘミングウェー、ピカソなど著名人の素顔をとらえ、人の心をつかむ才能もあったと話した。

 約50人が参加。田川市の飲食業、佐々木慎二さん(43)は「解説を受けながら作品を見ると、理解が深まる。何度も来たくなる」と話した。次回のギャラリートークは22日午前11時から。本展の観覧券購入者は無料。 (大塚壮)

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