「昭和の町」のシンボル守れるか 豊後高田市、旧安東薬局改修1年延期 

西日本新聞 大分・日田玖珠版 吉川 文敬

 豊後高田市は、観光名所「昭和の町」の認定第1号店でもある旧安東薬局の改修を1年延期する方針を明らかにした。内部の老朽化が激しく、費用も工期も当初見込みを上回ることが要因。市は「町のシンボルの一つでもあるため、現状のままの保存を前提に、本年度末までに方向性を出したい」と話す。

 昭和初期に建てられた同薬局は2001年、地元商工会議所などで構成する協議会が決めた「昭和の町」認定店の一つにもなった。ただ数年前から閉店しており、地元からは活用を求める声が強かった。

 市も同薬局が「昭和の町」の中心部にあり、観光客の周遊コース上にあることなどを考慮。昨年度、木造2階建ての建物と敷地を約760万円で購入し、創業支援施設としての工事費など約6320万円を本年度予算に計上していた。

 今年10月下旬の指名競争入札直前、複数の業者から「老朽化が激しく、予定価格での入札は困難」「本年度末までの工期に間に合わせることは厳しい」などの声があったことから入札を中断。改修計画を練り直すことにした。

 市商工観光課は「これ以上の税金投入とならないよう新たな活用策と工法を早急に決め、来年度中の工事着手を目指したい」と話す。(吉川文敬)

大分県の天気予報

PR

大分 アクセスランキング

PR

注目のテーマ