「理美容界の甲子園」日本一の高3 鉛筆だけで描いたヘアデザイン画

西日本新聞 北九州版 金田 達依

 理容師、美容師を目指す若者が技術を競う「全国理容美容学生技術大会」のヘアデザイン画・中高生の部門で、折尾愛真高(八幡西区)3年の江川麻衣さん(17)=北九州市八幡東区=が日本一に輝いた。「日本の美」というテーマに鉛筆だけで挑んで妖艶な舞子の姿を描き、「理美容界の甲子園」を制した。同高生徒の最高賞受賞は初めてという。

 大会は11月19日、宮城県利府町で開催され、全国から約500人が出場。ヘアカットやパーマに必要な技術などを競う理容、美容、ネイルアート、ヘアデザイン画の4部門を実施した。ヘアデザイン部門は中高生と理容師・美容師養成施設学生の部に分かれて審査。江川さんは全国11ブロックの地区大会(総応募点数672点)の九州大会で優勝し、100人が出展した全国大会で頂点に立った。

 カラーの作品が目立つ中、女性の柔らかさを表現するため、2Bと4Bの鉛筆だけで制作。A3判の用紙に仕事前に口紅を塗る舞子を描いた。陰影を重視して顔のおしろいをあえてまだらに描き、髪のツヤも表現することであでやかさを描写。趣味のカメラで鍛えた構図力も生かし、右上の空白に紅葉を描写して和の空間を強調した。

 江川さんは同大会では初受賞。小学校の頃から絵が好きだったという江川さんは風景や動物を描くことが多く、「(人物を描くことはあまりないので受賞は)驚きの方が強かった」と振り返った。

 同高商業科美容専科コースに通う江川さんの将来の夢は「大好きな地元に自分の美容室を持つこと」だという。来年8、9月の国家試験合格を目指し、現在は猛勉強中だ。「絵は趣味として続けながら、お客さん本意の仕事ができる美容師になりたい」。はにかんだ笑顔で語った。 (金田達依)

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