ゾウが丘を上り下り、運動場整備へ 4頭受け入れ目指す福岡市動物園

西日本新聞 ふくおか都市圏版 坂本 公司

 福岡市動物園(同市中央区)にミャンマーからアジアゾウ4頭を受け入れる市は18日、事前に拡張整備するゾウ舎や運動場のイメージ図を公表した。現在の雌用のゾウ舎に加えて雄用を設けるほか、運動場は園内の丘を生かした構造にすることを検討している。2022年春のゾウ受け入れへ、来年度着工を目指す。

 運動場は従来の3倍となる3千平方メートル程度に広げる方針。高さ13メートルの丘を含み、ミャンマーで暮らすゾウのように坂を上り下りする姿を見られるようにする。雄雌それぞれが使えるプールを整備し、雌用ゾウ舎は空調設備などを改修する予定。

 市動物園のゾウは、17年秋に唯一のアジアゾウ「はな子」=写真、市動物園提供=が死んでから不在のまま。ゾウはワシントン条約で商取引が禁止されており、市はミャンマーとの間で希少動物の保護や種の保存を目的とした相互交流の枠組みでゾウを導入することにした。

 高島宗一郎市長とミャンマー自然資源・環境保全省森林局のニー・ニー・チョー局長は18日、市役所で覚書を締結。市はミャンマーからアジアゾウの雄1頭と雌3頭を受け入れ、市からはフラミンゴ20羽、ライオン2頭や医療機器を送るなどの協力を進めることで合意した。高島市長は「ゾウにとって過ごしやすく、市民には喜ばれるような環境を整えたい」と述べた。 (坂本公司)

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