【動画あり】JR九州が自動運転導入へ  来年、乗客乗せ実証開始

西日本新聞 布谷 真基

 JR九州は20日、福岡市の香椎線の西戸崎-香椎間で、来年中にも運転士が乗務した上で、乗客を乗せた営業車両で自動列車運転装置を活用した実証運転を始める計画を発表した。同区間で走行試験を重ねており、将来的には運転士資格を持たない係員が乗務した状態での自動運転を目指す。

 現在行っている走行試験は2月中旬までの予定で、営業運転終了後の午前0~4時に実施。運転士が先頭に乗務した上で、自動運転による加減速の具合や、決められた位置に止まれるかといった制御機能、乗り心地などを確認している。鉄道総合技術研究所(東京)を交えた安全性検証や、第三者委員会による評価も進む。

 鉄道の自動運転は、踏切がなく高架化しているなどの環境が整っている路線では実用化済み。JR各社は保安システム上、条件を満たさない線区が多い。安全性を確保する技術的なハードルが高いとされてきたが、新たに機器を導入し、列車の制御機能を強化するなど課題克服に努めている。

 JR九州が目指す自動運転が実現すれば、多くの地方路線などで活用が見込まれるが、国土交通省の省令見直しなどが必要となるという。 (布谷真基)

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