九州豪雨で倒壊、JR大行司駅を復元 東峰村

西日本新聞 ふくおか版 横山 太郎

 2017年の九州豪雨で倒壊した福岡県東峰村のJR大行司駅舎の復元工事が完成し、21日に記念式典があった。村内で不通が続く日田彦山線の復旧協議は難航しているが、村は地域のシンボルだった駅舎を再建することで鉄路復旧に向けた熱意を示した形だ。

 倒壊した駅舎は木造平屋で、駅開業に合わせ1946年に建てられた。最盛期は石炭の運搬などでにぎわったが、炭鉱閉山や車の普及で利用が減少。無人駅になった後、駅舎はJRから村に譲渡された。駅舎の一部は喫茶店に活用されるなど、地域交流の場として長年親しまれてきた。

 駅舎は17年7月の豪雨で裏山が崩れて倒壊。村は「ライオンズクラブ国際協会」の寄付金などを活用して復元することを決め、今年6月から工事を進めてきた。事業費は約1700万円。駅の看板は駅名にちなみ日本相撲協会の立行司、第41代式守伊之助が書いた。

 式典には渋谷博昭村長や芝田山親方(元横綱大乃国)らが出席。渋谷村長は「豪雨の教訓として子どもや孫に伝承され、災害のない安心安全な村になることを祈念する」とあいさつ。看板の除幕後、村民らと記念撮影し完成を祝った。 (横山太郎)

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