筑紫女学園17年ぶり“表彰台” 男子は自由ケ丘8位 全国高校駅伝

西日本新聞 ふくおか版 西村 百合恵

 京都市で22日に開催された全国高校駅伝に福岡県勢から3チームが挑み、筑紫女学園が1時間8分24秒で3位となり、2002年の優勝以来17年ぶりにトップ3に入った。男子は初出場の自由ケ丘が2時間2分57秒で8位に入賞する快挙を成し遂げ、70回大会の記念枠で出場した大牟田が2時間4分42秒で18位だった。

 「名門復活」を印象付ける力走だった。筑紫女学園は1区の池田朱里選手(2年)が5位の好スタート。先頭集団に張り付き、トップと14秒差で中才茉子選手(1年)にたすきをつないだ。

 区間記録上位3人を外国人選手が占める展開となった2区は、中才選手が粘ったが7位に順位を落として3区の柳楽あずみ選手(同)へ。今年の国体少年B女子1500メートルで優勝した柳楽選手は、区間4位の走りで順位を三つ上げた。

 4区はメンバー唯一の3年生、市原沙南主将。昨年15位の悔しさを胸に「絶対入賞」と集中を切らさず、3位に浮上。ラスト100メートルで後続を離すと、最終5区の永長里緒選手(2年)に「笑顔で」と声をかけ、たすきを託した。

 昨年4区を区間3位で走った永長選手は「最後の1秒まで勝負」と前を見据えた。ラスト1・5キロからスパートをかけ、堂々の3位でゴール。17年ぶりの“表彰台”に輝いた。

 メンバー決めは、ぎりぎりまで選手の調子が重視された。長尾育子監督は選手に「これが今のベストメンバーだから自信を持って走ってほしい」と伝え、送り出した。「1区でいい流れができ、2、3区、そして主将へつないだ。最後まで見事な走りだった」と教え子たちの快走をたたえた。

 市原主将は「入賞を目指して厳しい練習をしてきた。出られないメンバーの思いも背負って走りました」と誇らしげに語り、仲間と喜び合った。

 

「強豪と肩並べた」自由ケ丘・岸本監督 

 初出場の自由ケ丘は、1区の山本歩夢選手(2年)が食らいつき、23位で2区の緒方春斗選手(3年)へ。緒方選手は5人を抜き18位に順位を上げた。3区の塚田翔伍主将(同)から14位でたすきを受け取った4区の松並昂勢選手(同)は区間1位の快走。6人を抜いて一気に入賞圏内の8位に浮上した。

 5区の高木政宗選手(同)が10位に踏みとどまると、6区の尾方馨斗選手(同)が再び順位を上げ、9位で7区のアンカー西村真周選手(1年)につなげた。西村選手は、持ち味の負けん気の強さを発揮。ゴール目前で東農大二を追い抜き、8位でゴールした。

 岸本隆雄監督は「全国の強豪と肩を並べて走りきったことを誇りに思う」と目を潤ませ、塚田主将は「チーム全員でつかんだ結果だと思う」と声を弾ませた。

   ◇    ◇ 

 42回の出場回数を誇る大牟田は昨年3区を走った吉冨純也選手(3年)が1区。24位でたすきをつなぐが、2区の神谷青輝選手(2年)が26位、3区の荒巻朋煕選手(1年)が25位と、先頭集団に追いつけない状況が続いた。4区の太田蒼生選手(2年)が区間6位の走りで20位に順位を上げたが、5区の馬場賢人選手(1年)、6区の川崎颯大選手(2年)が差を縮められず、7区のアンカー林虎大朗選手(同)が何とか順位を二つ上げ18位でゴールした。

 赤池健監督は「もっと力をつけなければ」と厳しい口調。「力不足」と話した吉冨選手は大学進学後も陸上を続ける予定。「監督に恩返しできる選手になりたい」と飛躍を誓った。(西村百合恵)

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