かつて7万超あった日本の地方自治体は…

西日本新聞 ふくおか都市圏版 郷 達也

 かつて7万超あった日本の地方自治体は、明治、昭和、平成の3度の市町村大合併を経て約1740になった。そして今、「平成」うまれの自治体が深刻な財政難に陥っている▼大分県杵築市は数年後に国の財政再生団体に転落する恐れがある。合併に伴う地方交付税の優遇措置撤廃などで財政が悪化したからだ。06年合併の福岡県朝倉市は、九州豪雨の復興へ数十億円規模で基金を取り崩し予算編成した。予期できない大規模災害が自治体の財力を奪う▼令和の時代、地方の枠組みはどうあるべきか。国は複数の市町村による「圏域」を新たな行政主体として法制化する構想を掲げているが、自治体合併と何が違うのか。国の押し付けはもう要らない。地域住民自らが、町の将来を真剣に議論する時が来ている。(郷達也)

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