移住者が100の仕事紹介 三瀬村のNPO、ウェブで発信

西日本新聞 佐賀版 北島 剛

 佐賀県外からの移住者が県内の中山間地の魅力を発信するウェブサイト「佐賀のお山の100のしごと」がオープンした。過疎化が進む中山間地に暮らして体験リポートを行い、移住希望者を呼び込み、地域の担い手不足解消やなりわいの引き継ぎにつなげる。元地域おこし協力隊員で編集長の門脇恵さん(34)は「山に暮らす100人の仕事を紹介すれば地域のカラーやどんな人が住んでいるかが見えてくる。移住を促して就業につなげたい」と意気込む。 (北島剛)

 サイトを運営するのは県の事業を受託した佐賀市三瀬村のNPO法人「Murark(ムラーク)」。門脇さんと公募に応じた地域おこし協力隊の山本卓さん(34)、金井茉利絵さん(34)、鵜飼優子さん(28)が取材、編集を行う。協力隊の3人は東京や大阪の出身で、9~11月に移住してきた。

 テレビ番組制作などの経験がある山本さんは東京の移住イベントで門脇さんと意気投合し、見ず知らずの三瀬村にやって来た。「山の暮らしは閉鎖的とか言われるけど、入ってみると開放感がありストレスもない」と語る。早速、北山湖で貸しボート店を営む男性を取材して記事を掲載すると「実際に会ってみたい」と反響があったという。

 鵜飼さんは11月末に大阪から移住したばかり。ゆずごしょう作りなどを体験して「毎日が濃すぎて楽しい」と山暮らしを満喫している。金井さんは東京でウェブメディアの仕事を続けながら佐賀を拠点に活動している。「女性の生き方について取材していきたい」と意欲を示す。

 取材地域は佐賀市富士町、同市三瀬村、同市大和町松瀬・梅野地区、神埼市脊振町、唐津市七山、同市厳木町。サイトでは移住者の視点で、約3年かけ100人の仕事を取り上げる。取材で知った面白そうなものやときめいたものを紹介する「ざわもえ」のコーナーも設けた。今後は移住体験ツアーも企画して移住者増につなげる。

 門脇さんは「山への移住情報を紹介するローカルメディアは意外と少ない。山への移住と言えば佐賀と言われるように目指す」と今後の展望を語る。山本さんは「サイトを見て遠くにいながら一緒に生活しているような等身大の山の楽しさを発信していく」と話す。

 動画投稿サイトユーチューブ」や写真共有アプリ「インスタグラム」でも情報発信中。

 佐賀のお山の100のしごとのURL=https://saga100.com

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