八女茶でリキュール、民泊いかが 久留米大生が地域活性化プレゼン

西日本新聞 筑後版 片岡 寛

 福岡県久留米市の久留米大御井キャンパスで23日、学生が地方創生や地域課題の解決策を探る講座「グローカル・キャリア」の今期の最終講義があった。今回は八女茶がテーマで、受講生は学習の成果として独自の事業や企画案を発表。八女茶業界に新しい刺激をもたらした。

 文系学部を対象にした同講座は、久留米大と筑邦銀、三井住友銀の3者の包括連携協定に基づき、2016年に始まった。久留米大基盤教育研究センターの酒井佳世准教授が担当し、今回は1、3年の23人が受講。両行や福岡県八女市役所の担当者から話を聞いたり、八女茶の生産現場を訪れたりして、アイデアを練った。

 この日は、両行や八女市、大学の関係者を前に、学生3~5人の計5グループが、10分ずつ発表した。老舗菓子店や菓子メーカーとほうじ茶を使った菓子を開発▽米国に八女茶飲料を扱う自販機を置いて販路拡大▽福岡空港発のバスツアーで訪日客を八女に呼び込む▽茶摘みやお茶会ができる民泊体験-など、斬新なアイデアも飛び出した。

 経済学部3年の木原政哉さん(21)のグループは、日本人女性の飲酒が増えているデータから、八女茶のリキュールを提案した。地元の酒造会社の社長からは、事業化に前向きな反応を得たという。木原さんは「どうやって利益を出すのかを考えるのが大変だった。社会人になれば、自分で事業を考えて提案するのが当たり前になる。とても勉強になった」と話した。

 学生の発表を聞いた八女市農業振興課の椎窓(しいまど)孝雄・参事補佐は「お茶の業界は古い体質があり、新しい提案ができにくい面もある。しがらみのない学生の提案は非常に参考になった」と話した。 (片岡寛)

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