「安心院2万円ワイン」誕生 三和酒類 酵母と一緒に10年寝かせ

西日本新聞 大分・日田玖珠版 吉川 文敬

 三和酒類(大分県宇佐市)は、安心院産シャルドネを原料として約10年間寝かせたことで香りも味もさらに芳醇(ほうじゅん)となった「安心院スパークリングワイン極果(ごっか)<熟成白>2009」(750ミリリットル、税抜き2万円)を限定308本で販売を開始した。首都圏から引き合いが多く、確実に入手できるのはワイン製造拠点「安心院葡萄酒工房」が保有する数十本のみ。同社は「購入希望の場合は連絡を」と呼びかける。

 極果のもととなった安心院スパークリングワイン(750ミリリットル、税抜き3182円)は、2016年のロシア・プーチン大統領訪日時の夕食会に出されるなど品質には定評がある。製造のきっかけは、09年産安心院が11年、日本を代表するワインコンテストで部門最高賞を獲得したことだった。

 古屋浩二工房長(48)は「当時最高の出来だった安心院を酵母と一緒に長期間眠らせたらすごいものができるんじゃないかという素朴な発想だった」と振り返る。16年に一部を試飲したところ、数万円する数年もののフランス産シャンパンとほぼ互角の出来と判断。発売が決定したという。

 同社は「爽やかな果実風味とともに、パンのような香ばしさとはちみつのような甘い香りが複雑に鼻をくすぐるワインに仕上がった」と胸を張る。同工房=0978(34)2210。 (吉川文敬)

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