大麻購入、スマホゲームで中学生誘う 福岡の学校が注意呼び掛け

西日本新聞 社会面 福間 慎一 押川 知美

 小中学生の間で流行しているスマートフォンゲーム「荒野行動」を介して、福岡県粕屋郡内に住む中学生が大麻購入の勧誘を受ける被害に遭っていたことが24日、「あなたの特命取材班」への情報提供で分かった。同郡内の小中学校が注意喚起のメールを保護者に送ったほか、県警も注意を呼び掛けている。

 荒野行動は中国の大手ゲーム企業が運営し、無人島を舞台に100人程度のプレーヤーが戦うオンラインゲーム。プレーヤー同士は音声や文字のチャットでやりとりできる。スマホ搭載の衛星利用測位システム(GPS)機能を使い、自分の近くにいるプレーヤーを探すこともできるという。

 県警や各町教育委員会によると、19日に「中学生がゲームの中で大麻の購入を誘われた」と県警に相談があった。すぐに粕屋郡7町の学校教育担当者らで情報を共有したという。

 粕屋、須恵、宇美、篠栗各町は小中学校を通じ、保護者にメールで注意を呼び掛けた。志免町は24日の終業式で、会員制交流サイト(SNS)やゲームの使い方について用心するよう児童生徒に説明したという。

 粕屋郡内に住む女性は「荒野行動は学校でも人気。位置情報を使って相手を探したり、個別にメッセージをやりとりしたりできるので、保護者は見つけにくい」と話した。

 県警は「事案は把握している。絶対に誘いに乗らないで、被害に遭ったら相談してほしい」としている。 (押川知美、福間慎一)

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