白シャツに黒のネクタイ…

西日本新聞 社会面 入江 剛史

 白シャツに黒のネクタイ。男性がうつむき涙を拭う。ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会で初のベスト8入りを果たした日本代表が11日に東京をパレード。田中史朗選手は感涙していた。

 彼は2011年から3大会連続でW杯に出場した。日本代表が1勝もできなかった11年に、今大会の開幕前に、沿道を埋めた5万人の観衆から「ありがとう」と感謝されることを誰が予想しただろうか。不遇な時代にも日本ラグビーのために献身してきた者だからこその涙だろう。

 新語・流行語大賞の年間大賞にスローガン「ONE TEAM(ワンチーム)」が選ばれ、まさにラグビーイヤー。それでも、人気低迷期を知るラグビー経験者やファンは「いつかブームが去るのでは」と落ち着かない。私も、その一人。年明けには日本代表選手も出場するトップリーグが開幕する。宴(うたげ)で終わらせまいとする選手とファンの闘いが始まる。 (入江剛史)

PR

デスク日記 アクセスランキング

PR

注目のテーマ