性的少数者の声を社会に 北九州のROSEさん、仲間と支援団体結成

西日本新聞 北九州版 内田 完爾

 心と体の性が一致しない「トランスジェンダー」を公表している療法士の宮崎猛志さん(60)=北九州市若松区=が、LGBTQ(性的少数者)を支援する任意団体「I’m me(アイム・ミー)」を結成した。56歳で心の性が女性であることに気づき、金髪にスカート姿の「ROSE(ローズ)」として代表理事を務める宮崎さんは「団体として、まとまった声を社会に届けたい」と話している。

 宮崎さんは10年前、障害者支援コンサートで女装して歌を披露。それ以来、私生活でも女性好みの服を着るようになり、自分の中の女性の心に気づいた。女装することで同時に社会の偏見にも気がついたという。講演活動などを行い、性的少数者への理解を訴えてきたが、一人で取り組むことの限界も感じたことから、団体結成を決意した。

 「私は私」として性的少数者が、「ありのままに自分らしく生きることができる社会の実現を」との思いを込めて団体名を付けた。性的少数者の相談に応じるほか、人権に関する講演などで社会に理解を促す。行政には災害避難場所での配慮も求めていくという。

 結成は23日。役員9人と支援者らで発足式を執り行った。ラジオパーソナリティーやイラストレーターなど多彩なメンバーが集まった。発足式で宮崎さんは「ひとつの形にこだわるのではなく、あらゆる人が参加する形で人権を啓発していく」と決意を述べた。

 I’m meは会員を募っている。正会員はオリジナルTシャツ代の入会金2千円、年会費は個人3千円、法人1万円。会議の議決権はない賛助会員(個人千円、法人1万円)も同時に募集している。 (内田完爾)

福岡県の天気予報

PR

福岡 アクセスランキング

PR

注目のテーマ