オンライン服薬指導、福岡市でもスタート 都市部で全国初

西日本新聞 社会面 泉 修平

 福岡市で26日、テレビ電話などを使った薬剤師によるオンライン遠隔服薬指導が都市部では全国で初めて始まった。服薬指導は、薬剤師が対面で行う法規制があるが、同市では国家戦略特区を活用して昨年7月から離島や山間部などのへき地に限り解禁されていた。薬局が遠かったり、訪問する時間が取れなかったりする場合でも薬を受け取ることが可能になり、利用者の利便性向上につながる。

 服薬指導は、患者が薬局に出向いたり、薬剤師が直接届けたりする必要がある。特区に認められた同市では、昨年から交通が不便な地域で遠隔指導を実施。3薬局で4人がオンラインでの服薬指導を受けている。特区制度の一部改定によりへき地以外でも可能となったことを受け、対象を都市部に拡大した。

 対象は、医師の遠隔診療を受けた患者で、薬局は市から登録された「かかりつけ」に限られる。医療機関から処方箋を受け取った薬局は、インターネットなどを通じた映像、音声によるやりとりで服薬指導をし、処方薬を送付する。

 この日は福岡市中央区のIT企業経営、杉野武さん(31)がスマートフォンを使って「タカラ薬局 那珂」(同市博多区)の薬剤師から服薬指導を受けた。杉野さんは「仕事で忙しく、オンラインでの薬の処方はありがたい。映像で顔も見え、安心感はある」と話した。 (泉修平)

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