ハンドボールの合宿を取材中…

西日本新聞 社会面 伊東 昌一郎

 ハンドボールの合宿を取材中、転がってきたボールを拾おうとしたら、「触らない方がいいですよ」と声が掛かった。気にせず拾ったボールは松やにでべっとり。「大丈夫ですよ」と投げ返したものの、カメラに松やにが付かないかヒヤヒヤだった。手を顔に近づけると、プーンとにおう。ハンドボールと松やにのにおいが強烈に結び付いてしまった。

 スポーツと、においの記憶は結び付きやすい。相撲はびん付け油の甘い香りだし、サッカーは芝生の草いきれ。ラグビーはそれに湿布のにおいが加わる。目や耳だけでなく、漂う空気からも競技場の雰囲気を感じる。

 プロ野球では、たばことフィルム現像液のにおいだったが、最近はなぜか、焼き肉。スタンドに、焼き肉を楽しめるシートまであり、なんともいい香りが漂ってくる。大画面と音の演出にはだいぶ慣れたが、鼻からの誘惑には心が乱れる。 (伊東昌一郎)

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