初の4選か、前回の雪辱か 熊本県知事選、蒲島氏と幸山氏軸の戦いに

西日本新聞 九州+ 壇 知里 村田 直隆

 来年3月22日投開票の熊本県知事選まで3カ月を切った。共産系候補を含む三つどもえで前回戦った現職の蒲島郁夫氏(72)と前熊本市長の新人幸山政史氏(54)が今回も立候補の意向を表明。蒲島氏は県議会最大会派の自民党が全面支援し、歴代知事初の4選を狙う。幸山氏は、熊本地震復興後を見据えた人口減社会への対応などを掲げ、約30万票差で大敗した前回の雪辱を期する。

 「良き政策をリセットとしていいのか。熊本地震からの創造的復興を続けてほしいという県民の期待に応える」。蒲島氏は9月、県議会で4選出馬を正式表明した。4年前は「(知事が3期で終わるのは)熊本県政の鉄則」と語ったが、今年に入り徐々に発言が変化。地元経済界や国政与党の自民、公明両党の支持もあり、「もう1期」に踏み切ったとみられる。

 蒲島氏は政党に推薦願を出さない「県民党」を打ち出すが、初当選から支えてきた自民党県連は「公認より重い候補」に位置付ける。公明党県本部も支援を表明。連合熊本と県農政連は推薦を決めた。

 一方、幸山氏は「落選から3年半、県内をくまなく歩いた」と過疎・高齢化に悩む地方部に寄り添う姿勢をアピール。公式サイトに県内45市町村それぞれの住民に向けた動画を上げる。

 水俣市の市民団体が今月7日に開いた集会に招かれた幸山氏。水俣病被害者救済法(2009年施行)が定めた不知火海沿岸の健康調査がいまだに実施されないことに触れ、「県も当事者意識を持って、もっと国に強く訴えていかなければならない」と訴え、現県政への批判をにじませた。

 前回は、民主(当時)、社民両党は自主投票としたが、今回は国民民主党県連が幸山氏の「支援」、社民党県連合は「支持」を決めた。

 立憲民主党県連は自主投票。共産党県委員会は「来年1月までには対応を決めたい」としている。 (壇知里、村田直隆)

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