断崖絶壁、大空洞、巨石、ガラス鳥居… 九州の開運スポット巡り 

西日本新聞 もっと九州面 丸田 みずほ 古川 剛光 坂本 久 床波 昌雄 村田 直隆 田中 辰也 米村 勇飛 金子 晋輔 鬼塚 淳乃介

 「平成」から「令和」へと元号が改まった2019年。皆さんにとってはどんな1年でしたか? 好調だった人も、そうでなかった人も、来年はよりよい年になりますように-。今年最後の「もっと九州」は、地元で信じられている各地の「開運」スポットを紹介します。新年は1月7日から再開します。

◆楯崎―海のパワーにあやかる(福岡・福津市)

 渡半島にある楯崎(たてざき)神社の本殿右手から裏山の山道に入り、ロープにつかまり崖を上り下りすること約10分。岬の突端の岩場に立つと眼前に玄界灘が広がる。西行法師も訪れたという楯崎だ。かつてこの海で、宗像姫神が盾を立てて外敵と戦ったという伝承が地名の由来。断崖絶壁に打ち寄せる白波から、霊験あらたかな海のパワーが感じられる。福岡県福津市渡。ふくつ観光協会=0940(42)9988。(床波昌雄)

◆遠見ケ鼻、御崎神社―夫婦円満と縁結びの神(北九州市若松区)

 遠見ケ鼻は響灘に沈む美しい夕焼けが見られる名所で、妙見埼灯台が立っている。言い伝えでは、昔ここにあった御崎(みさき)神社では夫婦の神様を祭っていたが、男の神様は夕焼けばかり見ていたため、嫉妬した女の神様が海に八つ当たりして海難事故が多発。神社を、夕焼けが見えない徒歩数分の現在地に移したところ、事故はなくなったという。現在、神社は縁結びや夫婦円満のスポットになっている。北九州市若松区有毛。(米村勇飛)

◆子孫繁栄のこま犬鮭神社(福岡・嘉麻市)

 サケを神の使いとして祭る鮭神社の境内に、子どもを背負ったこま犬がいる。遠賀川流域を遡上(そじょう)したサケを奉納する「献鮭祭(けんけいさい)」が毎年行われる同神社。サケは産卵のために遡上することから「子孫繁栄」の御利益があるとされ、最近は若いカップルがこま犬をなでにくる。鳥居脇には根元から2本に分かれた「夫婦楠」もあり、訪れた人は思い思いに幸運を祈っている。福岡県嘉麻市大隈。(丸田みずほ)

◆大空洞の“再生カプセル” 新北神社(佐賀市) 

 新北(にきた)神社にあるクスノキは樹齢約1600年。高さ23メートル、幹回りは約5メートルあり、幹には大人数人が入れるほどの空洞がある。神社によると、弱った植物を空洞内に置くと元気を取り戻したという。「天然の再生カプセルみたい」と川浪勝英宮司。評判を聞いた女性の訪問が増えているという。佐賀市諸富町為重三重。0952(47)4848。(金子晋輔)

◆良縁をもたらす巨石 巣食石(長崎・壱岐市)

 男女岳(めおとだけ)ダム公園から女岳(めんだけ)(149メートル)山頂の女嶽神社へ向かう遊歩道のそばの大きな岩。コウノトリが巣を作っていたとの言い伝えから巣食石(すくひいし)と呼ばれ、同神社のご神体となっている。女岳と向かい合う男岳(おんだけ)(168メートル)と合わせて一帯は、良縁に恵まれるパワースポットとして人気。長崎県壱岐市芦辺町箱崎釘ノ尾触。市観光連盟=0920(47)3700。(田中辰也)

◆ライトアップ幻想的 慈恩の滝(大分・日田、玖珠)

 大分県日田市天瀬町杉河内と玖珠町山浦の境界を流れ落ちる慈恩の滝。落差約20メートルと約10メートルの二段構えの滝には、病気に冒され暴れていた竜を通りすがりの旅僧が鎮めたという伝説も残る。滝の裏側に回ることができるため「裏見の滝」とも呼ばれ、時計回りに一周すると縁起が良いとされる。夜は青緑色にライトアップされ周辺は幻想的な雰囲気に包まれる。日田市観光協会天瀬支部=0973(57)2166。(鬼塚淳乃介)

◆縁結び“実績”も 幸せの鐘(熊本・津奈木町)

 奇岩「重盤岩(ちょうはんがん)」の頂上近くにある舞鶴城公園展望所に、熊本県津奈木町が2013年「人と人をつなぐ場所に」と幸せの鐘を設置した。知る人ぞ知る縁結びスポットとして、鐘を鳴らした町職員カップルが結婚した“実績”もある。近くのつなぎ美術館で販売するハート形風船(400円)を飛ばすと御利益がさらに増すとか。津奈木町岩城。町政策企画課=0966(78)3114(平日のみ)。 (村田直隆)

◆ラグビー日本代表に力? さざれ石(宮崎・日向市)

 大御(おおみ)神社境内奥の巨岩は「君が代」に歌われるさざれ石=礫岩(れきがん)=で、周囲30メートル、高さ4メートルは国内最大級。ラグビーワールドカップ(W杯)で初の8強入りした日本代表が大会前の今年7月、さざれ石前で君が代を斉唱し必勝を祈願した。W杯効果で見学客が急増、石に触れて御利益にあやかろうとする人が多い。宮崎県日向市日知屋(ひちや)。大御神社=0982(52)3406。(古川剛光)

◆きらきら輝くガラス鳥居 神徳稲荷神社(鹿児島・鹿屋市)

 エメラルドグリーンに輝く神秘的な鳥居。神徳(じんとく)稲荷神社の鳥居は2018年3月に本殿と社殿の再建に合わせて整備された。日本初のガラス製鳥居といい、高さ約2メートル。神社の入り口のガラスの鳥居をくぐると、朱色の鳥居139基が連なる。

 参道にはハート形の模様が浮かび上がった「えんむすびの大石」も。みこで広報担当者の永谷華恋(かれん)さんは「季節や天気によって表情が変化する。光に照らされて輝く鳥居に癒やされて」と話す。鹿児島県鹿屋市新栄町。 (坂本久)

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