新1年生全員にランドセル支給 福岡・大任町が子育て支援策

西日本新聞 ふくおか版 大塚 壮

 福岡県大任町は、来年4月に町内の小学校に入学する児童全員にランドセルを支給する。子育て支援策の一環。県によると、県内の自治体では初めてという。

 町は今年4月から、国に先駆け町内全ての0~5歳児の幼稚園・保育所利用料について、保護者負担を無償化した。子育てしやすい環境をつくり、定住促進につなげたい考え。

 小学校入学に伴う経済的な負担が懸念されていることから、来年4月に新1年生になる児童(48人)の保護者を対象に10月にアンケートを実施。回答者のうち約7割が支給に賛成で「経済的に助かる」のほか、ランドセルの価格に差があることから「全員同じであれば、いじめの原因にならない」などの意見があったという。

 町は、購入価格の平均を調べ、1人当たり6万5千円相当のランドセルを現物支給することに決めた。色は数種類の中から選んでもらう。既に購入している家庭には、初年度に限り特別措置として3万円程度の現金を助成。次年度からは全員に現物支給する。

 本年度一般会計補正予算案で事業費約350万円を計上し、12月議会で可決された。財源には、町が100%出資する道の駅「おおとう桜街道」からの寄付金を充てる。

 永原譲二町長は「ランドセルの高額化で子育て世代の負担が大きくなっている。道の駅の収益を還元し、保護者の経済状況にかかわらず、同じ物を使ってほしい」と話している。 (大塚壮)

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