新生中津魚市スタート 9カ月ぶり、掛け声響く

西日本新聞 大分・日田玖珠版 吉川 文敬

 運営会社の自己破産で今春から閉鎖されていた中津市の地方卸売市場「中津魚市」が28日、再開した。9カ月ぶりに仲買人と競り人の威勢のいい掛け声が響き、関係者は「正月に間に合った」と笑顔を見せた。

 初競りは午前6時にスタート。宇佐市沖で水揚げされたマダイが通常の8倍近い1匹約4万円の競り値になるなどご祝儀相場一色となり、約100種類の魚介類が通常より高値で競り落とされた。

 中津魚市の敷地と施設を買い取って運営に当たるのは、福岡県行橋市で地方卸売市場を運営する「行橋水産」。同社の田中聡樹社長(76)は「豊前海にはハモをはじめユニークな魚が多い。中津と行橋で協調し、関西圏などにもっと卸せるようにしたい」と意気込みを語った。

 地方卸売市場の中津魚市は、中津市のほか福岡県の漁業者も水揚げする広域的な魚市場だったが、運営する民間会社「中津魚市」が今年3月末に自己破産を申請。その後、漁業者と仲買人らによって、価格を事前に決めておく「相対取引」が始まったが、魚価が低迷して漁業者に不満が高まっていた。(吉川文敬)

大分県の天気予報

PR

大分 アクセスランキング

PR

注目のテーマ