年も押し迫って、マンション管理組合の次期理事長に選ばれてしまった…

西日本新聞 社会面 河野 賢治

 年も押し迫って、マンション管理組合の次期理事長に選ばれてしまった。くじ引きだから仕方がないが、何とも面倒な役回り。引き継ぎのため総会に足を運んだ。

 現理事長など役員が、住人に議案を説明していく。賛否が割れると「もっと意見を聞くべきだ」と批判の声。否決もあった。これは大変だ。

 議案を作って諮り、同意を得るのは、行政と議会の関係に似る。そういえば、微妙な課題は事前に説明文書やアンケート用紙が戸別に配られていた。その回答も参考にして議案をまとめたのだろう。方針を説明して意見を聞き、手直しし、同意を求めて…。民主的手続きは手間と時間がかかる。でも怠ると信頼を失う。全戸が払う管理費を使って仲のいい住人だけで桜を見に行くなどは、もっての外。

 小さな空間の民主主義を学ぶ機会と捉え、丁寧に進めるしかないか。「今度の理事長、外れくじね」と言われないように。 (河野賢治)

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